(1)環椎後頭関節脱臼(かんついこうとうかんせつだっきゅう)

環椎後頭関節脱臼

病態

高速道路などにおける大型トラック対自動車の追突事故で発生しています。
追突を受けた被害者の体幹はシートベルトで固定されていますが、頭部は固定されていないので、高エネルギー衝突により、頭蓋骨と頚椎のつなぎ目である環椎後頭関節が脱臼することがあります。

頭蓋から頚椎に移行する部位には、延髄、脊髄、小脳などの神経組織や、脳に血液を送る椎骨動脈などが存在しており、完全脱臼では、呼吸麻痺により、救急車が到着するまでに心肺停止をきたします。

保険調査員時代、夜間の高速道路上で、トレーラーが4トンとラックに追突し、4トンとラックの運転手が
環椎後頭関節脱臼で死亡されたのを経験しています。