(9)球結膜下出血(きゅうけつまくかしゅっけつ)

後遺障害を残しません。

眼の構造

(1)病態

眼球結膜=白目の部位には、大小の血管が多数存在しています。
この血管が、交通事故によるまぶたや顔面打撲などで破れ、結膜の下に出血が広がるものを球結膜下出血といいます。
白目の部分が赤く出血するので目立ちますが、痛みや異物感の自覚症状はありません。

(2)治療

眼科医の処方する点眼薬で、5日前後で改善します。
放置しておいても、1~2週間の内に、出血は自然に吸収されます。

(3)後遺障害のポイント

球結膜下出血で後遺障害を残すことはありません。