Q12 退勤後の通学と通勤災害

弊社の従業員の佐川さんは、勤務終了後、週に4日、夜学に通っています。
自宅からは単車で通勤しているのですが、夜学に通う日は、単車で会社近くの地下鉄の駅まで行き、電車に乗り換えているのですが、この佐川さんが、夜学に通う目的で単車を運転中、交通事故受傷で入院しました。 本件で通勤災害の適用は可能でしょうか?

退勤後の通学と通勤災害

A 本件では、事故受傷の場所が通勤経路であれば、通勤災害適用の対象となります。
労災保険法7条は、「通勤とは、労働者が住居と就業の場所との間を合理的な経路および方法により往復する行為、」と説明しています。
夜学に行く途中であっても、会社から自宅への通勤経路上で発生した災害であれば、「未だ、通常の合理的な経路上にある。」 と判断され、通勤災害と認められます。

労災保険法施行規則では、
①日用品の購入
②職業能力開発促進法に規定する公共職業訓練施設で行われる職業訓練、
③学校教育法第1条で規定する学校で行われる教育、その他これらに準ずる教育訓練であって、労働者の職業能力の開発向上に資するものを受ける行為、
④選挙権の行使、
⑤病院または診療所において診療・治療を受けること、
これらは、この間の行為を除き、それ以降は逸脱・中断とはせず、通勤行為と判断されます。
先の例で説明すれば、地下鉄に乗って夜学に往復する間は、通勤災害の対象となりませんが、地下鉄の駅から単車に乗って自宅に戻る行為は通勤行為となります。

終業後、パソコン教室で一生懸命勉強しておられる皆様は、しっかりと記憶しておいてください。
余談ですが、私は、H11-3~H12-3まで、パソコン教室アビバの短期集中コースで学習し、H12-5、NPOジコイチのネット発信を始めました。72歳となりましたが、ブラインド・タッチなのです。