Q2 会社で禁止されているマイカー通勤で交通事故受傷したが、通勤災害の適用はできるか?

禁止されているマイカー通勤時の交通事故と労災

A 先に説明していますが、通常用いられる交通方法である限り、通勤災害となります。
労災保険法7条の2では、通勤とは、労働者が就業に関し、住居と就業の場所との間を、合理的な経路および方法によって往復することをいい、業務の性質を有するものを除くと規定しています。
勤務先がマイカー通勤を禁止していたとしても、先の要件に合致しているか否かで判断がなされるので、ロケットやハンググライダーで通勤をしていなければ、民間企業の内規には、縛られません。

もう30年も前のことですが、三洋電機守口工場に勤務する女子社員が禁止されている原付単車通勤で交通事故受傷した際、これを会社に説明して、ご両親から感謝されました。
当時、サンヨー電気は、原付単車で通勤をする社員は、任意保険契約が通勤許可の前提となっており、任意保険証券の写しを提出、申請をしないと工場構内に乗り入れを認めなかったのです。
被害者の女子社員は、原付は購入したものの、任意保険は加入していません。
会社の近くに原付単車を駐輪して出勤していたのです。
労災保険の適用はできたのですが、三洋電機の制度には、感心しました。
その三洋電機も、パナソニックに吸収されてしまいました。