Q15 帰宅途中に美容院に寄った後の交通事故受傷

昨年の暮れの28日、仕事納めの日の交通事故です。
当社の秘書課に勤務する松田さんは、午前中の仕事を終え、午後から簡単な打ち上げを行った後、
流れ解散で14;00頃、会社を出ました。
途中の乗換駅近くの美容院に立ち寄り、美容院を出て帰宅の途中に交通事故受傷したのです。
美容院は大変混雑しており、2時間も待たされたのですが、本件は通勤災害となるでしょうか?

帰宅途中に美容院に寄った後の交通事故受傷

A 少し前までは、男子の理髪店での散髪は、日常生活上、必要な行為として認められていましたが、女子の美容院は認められていなかったのです。官僚は、そのことを、「美容院は女子が美しくなるところ?」 と理解していたのです。

S58-8-2基発第420号で「出退勤の途中、理・美容のため理髪店もしくは美容院に立ち寄る行為は、特段の事情が認められる場合を除き、労災保険法第7条3項但書に規定する、日用品の購入その他これに準ずる日常生活上、必要な行為に該当するものとする。」 との行政解釈が示されました。
問題は「特段の事情」です。 理髪店や美容院で1~2時間の待ち時間は日常茶飯事ですから、これは問題になりません。 ただし、官僚は、通常、月に1回程度行く日常の身だしなみと考えているのです。
お正月を前に、日本髪を結いに行った?

帰宅途中に美容院に寄った後の交通事故受傷

お見合いの前日に特別な髪型にしてもらい、ついでに美顔術まで受けた?
こんな説明をすると、通勤災害とはならないのです。

私は、3カ月に2回の頻度で、理髪店に出かけますが、近くの飲み友達は、毎月、美容院で整髪をしています。 飲み友達が通勤災害となったとき、官僚は、「男子が美容院に出かけて整髪をするのは、日常生活上必要な行為なのか、」 きっと、大騒ぎすることと想像しています。