Q4 落石を除去作業中に、新たに崖の上から落ちてきた石と衝突し右脛・腓骨を骨折?

当社は観光バス会社ですが、先日、運転手の山田さんが、仕事で日本海に面した道路を走行中、道路上に地震による落石を発見、バスを降りてこの落石を除去作業中に、新たに崖の上から落ちてきた石が衝突し、右脛・腓骨を骨折しました。
これは天災地変による災害ですが、業務災害となるのでしょうか?

落石を除去作業中の受傷

A暴風雨や水害、地震、土砂崩れ、雪害、落雷、噴火などの天災地変による災害は、業務遂行中に発生したものであっても、原則的には災害との間に業務起因性は認められません。
①大雨後の坑内浸水による溺死事故、
②台風による漁船乗組員の遭難、
③暴風雨の倒木による山林労働者の死亡、
④台風による宿舎倒壊による死傷、
⑤落雷によって誘発されたダイナマイト爆発による死傷、
⑥雪崩による建設宿舎の倒壊による負傷など、

これらは、業務災害として認められているのです。

労基署は、天災地変があったときに、被災する危険性の高い作業環境または作業条件にあったかどうかを判断の基準としています。
本件では、地震などがあったときに、落石の危険性の高い崖下の道路を通過せざるを得ない状況にあった訳ですから、当然に業務災害が適用されます。