Q14 自由参加の社内行事と業務災害

当社では9月の第1日曜日に、郊外の河川敷でバーベキュー大会を行なっています。

自由参加の社内行事と業務災害

もちろん社員は自由参加ですが、社長と専務は毎年参加、費用の一切を会社が負担しています。
幹事役はこの河川敷近くに住む、営業部の林さんにお願いしています。
今年のバーベキュー大会では、林さんが誤って鉄板をひっくり返してしまい、林さんと側にいた前田さんが1週間程度のやけどを負いました。業務災害が認められるでしょうか?

A 自由参加である以上、任意の従業員を対象にした福利厚生と考えられます。
任意で参加する限り、それは業務とは関係のない私的行為となります。
ただし、林さんは世話役、幹事として参加していますので、業務としての性格を帯びてきます。
本件では、林さんは、業務災害が適用され、前田さんは私的行為であり適用されません。

生命保険会社の慰安旅行中に乗車した観光バスが谷底に転落し、乗客が死傷したケースで、この旅行に世話役で参加して負傷した2名についてのみ、業務災害が認められています。

山形県で職場のリクレーションとしての芋煮会で爆発事故を起こして被災したケースでも、幹事役の2人については業務災害を認めているのです。
社内の任意の参加による旅行やハイキングなどの催しに、庶務や厚生係の職員が世話役として引率していくときは、いずれも業務と見なされます。