Q12 昼休み時間中の事故受傷?

弊社では、昼食は殆どの従業員が社内食堂を利用しています。
先日、この社内食堂に行こうとした女子社員が、階段を踏み外して右足首を骨折しました。
昼休み時間中の事故受傷は業務災害の認定となるのでしょうか

A 業務災害の認定の要件は、以下の2つを満たしていなければなりません。
①業務遂行性が認められること、
②業務起因性が認められること、
一般的に、昼休み時間中は自由な行動が許されています。
ただし、事業所の中にいる限りは事業主の管理下にある状態ですから、業務遂行性は認められます。
しかし昼休み時間中は業務を行っておらず、業務起因性は認められません。
もっとも、事業主の管理下で、事業場の施設に起因する事故が発生したのです。
事業場の施設と管理に欠陥があったとすれば、それで災害が発生したことになります。
難しい論法を駆使しましたが、本件は業務災害として認められます。
なぜなら、昼食を摂りに社内食堂に出かけるのも、途中の階段で足を踏み外すのも、通常発生しうる行為であり、災害であるからです。

この場合は、施設の欠陥について、それほど精査がなされる訳ではありません。