Q13 休憩時間中の災害?

当社は機械の据え付け工事を専門に行なっています。
先日、名古屋市の得意先で機械の据え付け工事中に、以下に説明する災害が発生しました。
工事そのものは午前中に完了する予定でしたが、思いもかけずにこれが長引きました。
休憩をはさんで、午後も引き続き行なうことになったのです。
工事は、午後の早い時間で完了する見込みが立っておりましたので、昼食は工事が完了してから摂ることになっていたのですが、この日は暑く喉が渇いたこともあって工事班の清水さんが飲料水を調達することになりました。

休憩時間中の災害

得意先近くのコンビニで飲料水を購入し、現場に戻る途中の交差点で交通事故受傷し、右下腿骨を骨折しました。業務とは何の関係もない休憩時間中の災害なのですが、業務災害としての申請は可能でしょうか?

A 業務災害を検討する場合、
①事業主の支配下にあるのか、
②業務遂行性が認められるのか、
③業務起因性があるのか、 舌を噛みそうな議論となります。
これらを議論検討するのも必要ですが、もっと簡単に、業務に付随した行為であったのかを先に検討します。本件の場合、喉が渇いて水を飲むのは生理的必要行為です。
休憩中の私的行為であっても、先の生理的必要行為や作業との関連のある各種必要行為や合理的行為は、もし就業中であれば業務行為として認められるものです。
したがって、先の行動は業務に付随した行為と認められ、業務災害が適用されます。
さらに、この据え付け工事が出張の形で行なわれているときは、休憩時間は元より、その出張行程の全般について業務遂行性が認められており、問答無用で業務災害が認定されます。