手関節の機能障害

手関節の機能障害

等級 主要運動 参考運動
背屈 掌屈 合計 橈屈 尺屈
正常値 70 90 160 25 55
8級6号 10 10 20
10級10号 35 45 80 15 30
12級6号 55 70 125 20 45

手関節の機能障害

参考運動(橈・尺屈)

1)主要運動と参考運動

主要運動とは、日常の動作で最も重要なもので、後遺障害等級は、原則として、主要運動の計測値の合計で判断されています。

2)参考運動が評価されるとき?

手関節では、主要運動の可動域が2分の1または4分の3を僅かに上回るときは、参考運動が2分の1または4分の3以下に制限されていれば、10級10号、12級6号が認定されています。
そして、僅かとは、10級10号では10°12級6号では5°とされています。

3)手関節の機能障害が予想される傷病名

27橈骨遠位端骨折、①コーレス骨折、②スミス骨折、
28バートン骨折、29ショーファー骨折=橈骨茎状突起骨折、30尺骨茎状突起骨折、
31肘部管症候群、32ギヨン菅症候群、33尺骨神経麻痺、34前骨間神経麻痺、35手根管症候群、
36正中神経麻痺、37後骨間神経麻痺、38橈骨神経麻痺、39ズディック骨萎縮、
40右手首の腱鞘炎と前腕部の炎症、①ド・ケルバン病、②ばね指、41手根骨 有鉤骨骨折、
42手根骨 有頭骨々折、43手根骨 舟状骨骨折、44手根骨 月状骨脱臼、
45手根骨 手根部靱帯損傷 ①舟状・月状骨間解離、②月状・三角骨間解離、46キーンベック病、
47手根骨 手根不安定症、48手根骨骨折のまとめ、49手根骨 TFCC損傷、
25の傷病名については、コンテンツ、「傷病名と後遺障害のキモ 上肢・手指」 で解説しています。

4)手関節の計測と注意点

①手関節の背屈・掌屈⇒日本整形外科学会の公表する参考角度は背屈70°掌屈90°です。


開始肢位

前腕部を机の上に置いて測定します。

手関節の計測と注意点
正常計測
手関節の計測と注意点
間違った動作

右の間違った動作では、手関節が橈屈位となっています。
橈屈位では曲がりすぎ、尺屈位では、曲がらなくなり、正常値に届きません。

手関節の計測と注意点
正常計測
手関節の計測と注意点
間違った動作

右の間違った動作では、手関節が尺屈位となっています。
掌屈では、尺屈位では曲がりすぎ、橈屈位では、曲がらなくなり、正常値に届きません。
前腕部を机の上に置いて測定すると間違いを生じることは少なくなります。