Q26 労災年金と厚生年金の支給調整はどのように行われているのでしょうか?

先日、工場内で作業中の山本さんが、構内を走行中のフォークリフトに挟まれ、 左腕を切断する重大事故が発生しました。労災保険の手続を行ない、後遺障害4級の認定を受けました。
本件では、厚生年金障害年金の請求も行うことになりますが、労災年金と厚生年金障害年金の支給調整はどのように行われるのでしょうか?

A 障害等級が4級では、労災保険の障害年金は給費基礎日額の213日分となります。
厚生年金から障害年金を受給するときは、厚生年金は全額支給されますが、労災年金は減額支給されます。 この場合の調整率は以下の定めにより0.83となります。
計算は、給付基礎日額×213日×0.83で求めます。
なお、併給調整は同一事由によって2つの保険制度から給付がなされる場合に限って実施されます。
したがって、労災年金障害年金と厚生年金の老齢年金が支給される場合では調整は行われません。
調整率は、厚生年金障害年金では0.83、障害基礎年金では0.88、障害厚生年金と障害基礎年金では0.73となります。